一千年続く相馬藩の歴史を受け継ぎ、相双地域に根差しながら領域の概念・国境の概念を超え、各々が自分らしさを追求し、共助により放射能汚染を乗り越え地域の課題を解決していく新たな社会のあり方のモデルを示していきいます。
千年続いてきた相馬を継承し、千年先につなぐ。
❶ 世界のモデルとなる自律的なコミュニティ創り
原発事故により全町避難となりコミュニティが分断されてしまった福島県浪江町で、人と馬と自然とが共生する自律分散型コミュニティ「驫(ノーマ)の谷/ NOMA VALLEY」を構築します。
❷ コミュニティによる防災・減災を地域に実装
コミュニティをベースとする地域防災を地域に実装し、そのモデルの横展開によって被災地支援を行います。
顔の見える自治会レベルのコミュニティ活動を再生
普段から顔の見える自治会レベルのコミュニティ活動を再生し、災害時の連絡体制や避難行動を確立することで、住民が主体のコミュニティによる防災・減災の実践を地域に実装していきます。
▶︎ 地域の防災の研究者や研究機関と協同し、コミュニティ防災の理論と実践、モデル構築を進めます。
▶︎ 国際的に活動する緊急災害支援団体と連携し、大規模災害への対応に関する知見を地域に導入していきます。
被災地への展開
地域外の被災地に対しても、コミュニティによる防災・減災の知見を活かして、緊急支援・コミュニティ支援活動を行います。
❸ 戦後のウクライナに、分断したコミュニティの再生の経験・知見を伝える。
長期にわたる全町避難とコミュニティの分断を経て、そこからコミュニティを再生してきた福島県相双地域の経験・知見を、当事者の福島の方々が直接ウクライナに行き※、戦後の荒廃からの復興に取り組む方々に伝え、対話をします。(※ 戦争終結後)
▶︎ 原発事故後、チェルノブイリの視察にウクライナを訪れた福島の方々は多く、ウクライナの方々と個人ベースでつながっている人が最も多い地域。
▶︎ 壮絶な戦争の体験、コミュニティの分断を経験したウクライナの方々に一番勇気を与えられるのも、福島でコミュニティを再生した方々。
▶︎ 福島の方々にとっても、自らの経験を生きがいに伝え、支援する側に回ることは、福島の精神の復興にとっても意味合いは大きい。